和歌山県租税教育推進連絡協議会

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和歌山県知事賞
税について
日高川町立早蘇中学校 1年
 玉置 文美

税金について私は今まで深く考えた事が無かった。もちろん言葉の意味は、わかってはいたが、今回この授業を受けて、改めて税金の必要性が理解出来ました。

そしてまず、最初に考えたのは大雨や、地震、台風などによる自然災害です。

テレビでは毎日、福岡、大分両県で起きた大雨の被害を伝えています。予想を上回る雨量で何日も降り続いた結果甚大な被害をもたらしました。

私達が住む日高川町も、平成二十三年九月台風による大雨で、川がはんらんし私の地区三百瀬も被害を受けました。

電気、水道も止まり大変不便な思いをしました。それでも電気は比較的早く復旧したものの、水が使えるまでには相当の時間がかかりました。

家には被害は無かったのですが通常の生活が出来なくなり母の実家に学校が終わると、毎日通いました。

当時私は小学一年生でしたが、その時の記憶は鮮明に残っています。その頃毎日不便な生活を送っていた私達でしたが、飲料水等の救援物資が他府県から届けられたり、みんなの協力のおかげで少しずつ復旧していきました。いつも何気無く使っていた水それが、じゃ口から出てきた時は本当にうれしかったです。それと同時に改めて水の大切さを知りました。

そしてその影には国民が納めている税金が大きく関っていることも知りました。

世の中には税金を納めたくないと思っている人達も、一部ではいるそうです。

けれどもし、自分の身に振りかかってきたらどう思うだろう。世界で気候変動が起こり世界中で大規模な災害が続いている。

私達が住む日本でも毎年各地で、大きな被害が出ている。そしてまたいずれ起こるであろう地震。自分は大丈夫などとは言ってられないのではないだろうか。

私は災害が起き被害を受けた人々が、最初に感じるのは、悲しみと絶望感だと思う。大切な人を亡くした悲しみ、自分のかけがえの無い物を無くしてしまいとほうに暮れる思いが絶望感を生むのだと思う。またそれらを克服するのには相当な時間が必要でそれらを救うのはやはり人々の愛だと思う。相手を思いやる気持ちそしてそれは、税金という形で人々を、救うのではないだろうか。

真面目に働きその中から納められる税金、私たちの暮らしには無くてはならない大切なものだと思う。

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